あらすじ
悪家老・結城大乗の謀反により城主である父を殺された雷丸は、逃げ延びる途中、巨大な竜に襲われるが大鷲に命を救われる。それから十余年後、雷丸はひげの仙人・がま道人から忍術を仕込まれ、勇敢な若者となっていた。自雷也と名を変えた雷丸は、父を殺した大乗とその味方・大蛇丸に戦いを挑む。
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故郷を追われ故郷を目指す
悪家老・結城大乗()の謀反によって尾形城主である父と母を殺された雷丸()は、逃げるなか大蛇丸()の大竜に襲われるも蟇道人()の大鷲によって救出された。
蟇道人から忍術を教わりやがて成人した雷丸は、ある日忍者集団に襲われるがこれを撃退。
偶然この戦闘を見ていた綱手()と出会い、父を探しているという綱手に力添えするため共に蟇道人のもとへ向かう。
しかし、蟇道人は大蛇丸の手にかかり致命傷を負わされていた。
師匠の今際に蟇変化の術を授かり、幼少から今日までの真相を知った雷丸は、仇を討つべくひとり近江の国へと旅立つ。
旅を続けようとする綱手は、祖母から父が近江の出と聞かされると護身として蜘蛛の髪飾りを授かり雷丸の後を追った。
大蛇丸と自雷也・雷丸
雷丸は道中に出会った善兵衛()一家の娘婿として近江に潜入し城を目指していた。
これを知った結城大乗はその手助けをした善兵衛を斬り殺し、娘・お咲()と息子・小四郎太()をも斬り殺そうとした。
しかし、駆けつけた雷丸が忍術を以て結城らを拘束すると、自らを自雷也と名乗り結城大乗を討とうとする。
そこへ突如大蛇丸が現れ結城らを助けると忍術対決となるが、お咲が人質にとられたことで雷丸と小四郎太は一時撤退した。
綱手の想いと大蛇丸の狙い
一方の綱手は大蛇丸の配下に襲われてしまうが、そのうちの一人百々兵衛()によって助けられ城へと向かう。
配下を使い雷丸の生存を町へふれ回らせていた大蛇丸は、雷丸に取って代わり結城大乗から城を奪うことを画策していた。
城へ向かう途中、雷丸と再会した綱手は大蛇丸配下に連れ去られ、そこで大蛇丸が父だということが判明。
大蛇丸に騙されて雷丸を襲う綱手と百々兵衛だったが思い止まり、雷丸を捕らえたと嘘の報告をして大蛇丸を城から連れ出した。
いざ仇討ちへ
騙されたことを知った大蛇丸は百々兵衛を切り殺し、綱手を拘束して急ぎ城へと戻る。
大蛇丸不在の隙に蟇の変化で急襲した雷丸が人質のお咲を救出すると、遂には結城大乗を討ち取り両親の無念を晴らした。
城へ戻り大竜に変化して襲いかかる大蛇丸に対し、雷丸は大蟇へと変化して応戦するが戦況は劣勢。
小四郎太に助けられお咲と合流した綱手は、雷丸を助けるため祖母から授かった髪飾りの大蜘蛛で加勢した。
大蜘蛛と大蟇の攻撃に耐えかねた大蛇丸が術を解くと、雷丸も術を解き一騎討ちとなる。
見事大蛇丸を討ち果たし師匠の仇もとった雷丸は、尾形家再興はせず蟇道人の眠る地へ帰るとし、綱手と共に大鷲に乗って飛び立っっていった。
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